
【再発売】オイル滲み問題を克服し、ついに完全リニューアル。
ジムニー(JB64)専用「NAG VALVE Spec2(アップグレード版)」を発売開始
弊社は、数年前より販売を停止しておりました、スズキ ジムニー(JB64)専用 NAG VALVEについて、
基本的な設計から改良を行い、本年より「NAG VALVE スズキ ジムニー(JB64)専用 Spec2」として再発売いたします。
■ 開発の背景と経緯
詳細は、TOPICSでも紹介してありますので、かつあげにして省略。興味ある方は、TOPICSに目を通してください。
オイル滲みについての考察:
今回、一番の課題であったヘッドカバー及び、エアークリーナ接続部からのオイル滲みですが、そもそもヘッドカバー内に設けられたオイルミストセパレーター(迷路部屋)が機能していれば、ブローバイパイプ外側にオイルの持ち出しは無いはずなので、滲むこともエアークリーナーエレメントが油汚れする事も無いはずである。
で・・・、ヘッドカバーを入手!。
未だ機種自体が新しい事もあり、オークションには出回ってこないので、新品を買いました。(約1万円)

まず驚くのが、ブローバイ出口内径。 出口内径はストレートで10.6ミリ有ります。が・・・次の写真で解るとおり、奥に開いているのはなんと!4輪では今まで見た中でも最少の5.2ミリ。(これは50CC原付のスーパーCUBと同じ大きさになります。)

もう一つの、何と!!は、5.2ミリ穴あき部分と、10.6ミリの処に段差があります。仮に、オイルミストが分離されないままこの出口に到達すると、ミストは液体オイルに変化。そして・・絞られた出口でスピードを増して、一部は段差の肩に留まり、一部は外に出る画、一旦留まったオイルも引きづられて、いずれは外に出る。
御承知の通り、JB64はヘッドカバーに直接エアークリーナー・ボックスが取り付いているので、いわゆるブリーザーホースと呼ばれる物は無く、ヘッドカバーとクリーナーを繋ぐゴムホースしか存在し無い。
*考察:ブローバイホースが長い場合と短い場合では、ホースの中でブローバイガスは往復運動(脈動)を繰り返します。短いと、ガスはそのままの状態でクリーナ・ボックスに排出され、長いと一部はホース内に付着するので、ミストのままエレメントに到達する量は減少する。
さて、此処にNAGバルブを装着した場合の気体の流れは一方向になるので、分離されない状態で排出されてしまい、ジョイント部分のオイル滲みになる。
話は少し寄り道しますが、かねてより不思議に思うことに、歴代のジムニーオーナーは、キャッチタンク装着を望む人が多い。 初期の頃のJB23ターボは、BMW Mini の項でも説明した通りの事が起こるので、納得しないでも無いが・・、今回はタービンでブローバイは引いていない。なぜ???。

ヘッドカバーを裏から見ると・・・、ガスは入り口から、左側に潜って、①付箋の上下通路を通り、②、③と3つに分けられた部屋(セパレーター)を通って、外部に排出。ん???、部屋が三つもあるのに、どれも機能していない?という疑問が生まれる。ここまで細かく、分けられているなら、③に到達する前に分離は完了していなければならない。 筈ですよね?。
オマケに各部屋は下向きに、工場の片屋根のように逆三角形になっているので、この空間を両サイドから挟んで居る通路とも離れているし。
では!この3つの部屋でオイルミストが分離されて、液体オイルになったとしましょう。
で?、三角形底に溜まったオイルの排出先は?。
そう、先端に見える丸い突起の奥に3.2ミリの穴が・・空いていますが、同じ部屋で同じ圧力を受けていれば、この小さな穴から溜まったオイルが出てくるのは・・、エンジンが止まって、圧力が大気圧になったときにしかチャンスは無い。と・・思います。(スズキさん、間違っていたら、ご免なさい。m(__)m。
更に、この穴が機能していたならば、ブローバイガスはオイルミストが除去されて、外まで運ばれません。

クリーナー・ボックスの内側を上から見たところ。ブローバイ出口は、オフセットされて半分塞がっています。
その先は、多分オイルだまりの部屋。 ここまでオイルが来るのを前提にしているのでしょうか?。

次の写真。エレメントの端を切り取ってみました。これにも、セパレーターらしき、仕切り板が・・。(社外品のエレメントにはこれが無い。)下のオフセットされた穴も塞ぐし、効率悪いように思われます。

では、対策案はあるのでしょうか?。
有ります!!。
①セパーレーターの穴を大きくする。 X 粘着性のあるオイルは、暖まって流動性が上がっても、流れ出ません。
②セパレーターの頂点付近に、刃幅1ミリほどのスリットを設ける.◎ これなら、面積も広く取れ、且つこの隙間から、オイルミストが侵入することは無い。
折角色々やっても、この対策無しでは、性能を出し入れていないので、勿体ないです。
我こそは~、と名乗りを上げる方、部品送っていただければ、追加工させていただきます。