今回はGRヤリス(ターボ車両)にSuperb Forceを装着して見た。
最近はダウンサイジングターボ化が主流になってきているように思うが、
ブローバイ・ホースの戻す位置は、一考が必要なケースも出てきた様に思う。
以前より、ブローバイガスをタービンで引いて処理する方法は、古くはHiAceターボ1KZの時代から有った。 (この場合は、タービンコンプレサーの直前で吸っている)
同じ方式を採っている他社もインタークーラーにオイルが溜まるトラブルを抱える。
近年新に判明した該当車両は、GRヤリス、ステップワゴン。
クリーナーボックスからタービンに至る導風ダクトは、以前よりもビックリするくらい太くなっているので、このダクトにブローバイ排出口を設けても、以前よりも影響も少ないと思われるが・・・・、ちょっとした実験を行ってみた。
少し寄り道して、タービン車特有の「ターボラグ」について考察を述べる。
今さらですが、タービン(過給器)には、吸排気に一枚ずつタービンのブレードがあり、吸気側はコンプレッサー、排気側がタービンと呼ばれます。タービンは追従性は決して悪いわけでは無く、アイドル回転時からしっかり回転しています。が・・
が・・?、
アクセルペダルを踏み込み、急激に回転を上げようとすると、クリーナーボックス空気取り入れ口⇒エアーエレメント⇒を通る空気は抵抗が有るために、急激に流速が上がらない訳で、一瞬ですが空気の流れがタービン圧縮側に到達しても、そこには薄い空気しか存在しないので、この導風ダクトの中の空気圧が正圧にもどるまで圧縮されません。そしての時間が「ターボラグ」呼ばれます。
この時に導風ダクトがマイナス圧になり、接続されているブローバイガス排出ホースからも吸おうとしますので、一瞬ですがエンジンケースの内圧はマイナスに転じます。
この症状を緩和させるためと、冷たい外気をクリーナーボックスに導入するために、ヤリスも、ステップワゴンも、控え目なエアーダクトがグリルに設けてあります。(*NAGバルブ装着前にやり過ぎると、今度は余剰空気がブローバイホースを通して、エンジン内圧を上げてしますので、かなり控え目な構造。(エアクリーナーの出口に比して、入り口は半分にも満たない。ステップワゴンも同じく)
ステップワゴンはエンジン側Ø18のホース径ですが、出口の奥はØ5ミリと小さいして、影響を避けている。当然のように、ブローバイガスは抜けにくい。
写真は、GRヤリスの対策(OPTION)仕様。

OPTION仕様として、エアークリーナボックスにØ24の穴を開け(白丸で囲った部分)グロメットを装着して、直接バルブを装着して見た。
勿論、、此処に装着位置を決定する前には、オーナーさんの同意を得ながら、従来の装着位置も試し比較した結果である。
標準的なバルブ取り付け箇所。(排出先はタービン手前)

今回対策後の、ホース配策。排出先がUターンし、反対側になるので潰れないように苦労しました。

元のホースは、ブラインドプラグで塞ぎました。が・・・、こちらのエンジン出口は、穴を絞っていないので油でしっとりして居ました。
この仕様になる前に、写真2と写真3の仕様で試走して頂きましたが、助手席にいてもシートに背中が押しつけられる感触が強くなりました。ターボラグも完全に消えて、アクセル操作に対してのダイレクト感が伝わってきます。
オーナーさんも、変貌振りにビックリとご満足。(ということが解ったので、急遽OPTION仕様を準備することに。 案内があるまで、しばらくお待ちください。

ステップワゴンの例:

写真上がエンジンヘッドカバー。写真下は、タービン入り口までの導風ダクト。