SRXアルミタンク・リプロ。中間報告(1) 治具編

お正月に、リプロの予告しましたが、
 半年経ってもまだ・・?? 中間報告??。
 そうなんです。当初は数個を手作業板金でと思っておりましたが、
噂が噂を呼んで、あっという間に順番待ち最後尾が見えなくなりました。
ありがたいことです。
ある程度の数を作るとなると、作る方のハードルも高くなり、道具から用意することになりました。
これまでの半分以上の時間をこれに費やしています。
①イングリッシュローラー(ハンマーの痕を消したり、カーブ整形すために使います。)
  1号機(剛性が足りないことが解り、2号機を作る嵌めに。
DSC_7186.JPG
②剛性アップの改良版。
DSC_7268.JPG
操作性も考えて、押しつけ力も容易に変更できるように改良も加えた。
使ったのはバイクのフロントサスペンション。これでもか!と思うくらいに補強もしたが、軟鉄ではまだ不足がある。
DSC_0001_BURST20250319101247078.JPG
習作品その1.
DSC_7200.JPG
鉄板を加工している作業をYouTubeで見るのとは大違いで、アルミが柔らかく動きすぎます。熟練も必要。
DSC_7200.JPG
製作工程。
アルミの塊から、ベアリングを納めるホルダーを製作。
DSC_7227.JPG
小型フライスですり割り加工。
DSC_7242.JPG
アッセンブリ。
DSC_7245.JPG 
仮組み。
DSC_7248.JPG
過酷の耐震補強筋交いを用いて、細かい角度調整が出来るように。補強も兼ねています。
DSC_7272.JPG
これでも剛性が足りなくて、6㎜二枚の板を箱形に補強溶接。
DSC_7284.JPG
まだまだ細かい作業がありますが、かつあげ。
完成品:
DSC_7792.JPG
二つ目の道具。
スムージングハンマー。(溶接痕を平したり、小さく曲がり込むようなカーブを作ります。
先に剛性不足でお役御免になった、ローラーを転用。先端にエアーチゾル(エアーハンマーとも言う)を取り付けて、作りました。
出来上がりは、この状態になります。
DSC_7789.JPG
作る工程:
取り敢えず、手持ちのハンマーを組み付けて、動かしてみます。
DSC_7247.JPG
習作品を半分に切って、溶接して、試し打ち。
DSC_0000_BURST20250320114515774.JPG
痕をどの程度消せるのか、試します。
DSC_0001_BURST20250320135919762.JPG
ハンマーも本付けの位置に移動。この間も色々ありますが、かつあげ。
DSC_7294.JPG
いよいよ、タンクの造作と溶接に続く

目次